Game Makerは、プログラミングに不慣れな人でも直感的な操作でゲームを作ることができる、開発用ソフトウェアです。キャラクターの動きや基本的な図形、当たり判定などのアクションが始めから用意されていて、一つひとつプログラムを組む必要がありません。英語のみの画面ながら、多くのファンに利用され、ゲームデザイナーの教育用にも活用されています。
Game Makerの画面は、左側にキャラクターや背景などのゲームの構成要素が、右側に各要素の配置を行う作業エリアがそれぞれ表示されます。基本的な操作は、背景やキャラクターを配置し、キャラクターの動く幅や方向、速さを設定するとともに、他の要素との当たり判定や得点などのアクションを設定する、という流れで行います。作業はマウス操作で行うことができ、プログラムコードの入力もごくわずかです。実際に同梱のサンプルで試してみましたが、マクロを作った経験があるなら、スムーズに利用できるのではないでしょうか。
Game Makerでは、他のソフトウェア開発環境と同様に、ステップを追った動作チェックが可能です。設定したものを実際に動かし、必要に応じて修正する、ということを繰り返して完成させましょう。完成したゲームは実行ファイルとして出力することができ、Game Makerを使わずに単独で実行できます。時間をかけて作ったゲームが思い通りに動いたときの達成感は、ひとしおではないでしょうか。
ただ残念なことにGame Makerの画面はすべて英語で記載されています。チュートリアルも英語です。英語が分からないときには、ユーザー有志による日本語の解説サイトを見ることをお勧めします。対象としているGame Makerのバージョンが古いのが難点ですが、基本的な操作を覚えるには十分な内容です。
Game Makerは、本格的なプログラム開発を必要とせずにオリジナルのゲームを作ることができる、開発用ソフトウェアです。
ダウンロード Game Maker 8.0 Lite in Softonic